広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士（教育学）。日本女子大学人間社会学部助教を経て，2023年度より現職。教員採用試験に落ちたことをきっかけに，研究者の道へ。専門は数学教育。近年では，教科横断的な統計教育やSTEM教育，証明・証明活動の国際比較研究，哲学者との共同研究など，幅広いテーマに取り組んでいる。
16世紀の天文学者と比べれば，私たちは自由に探究できる時代に生きています。むしろ今では，探究すること自体が，現代社会において必要な力とみなされつつあります。それは，研究者がふだん取り組んでいる研究活動のように，問いをもつことから始まります。この講演では，私自身の経験や研究分野の知見についてお話しします。皆さんのこれからの「学び」の手がかりになればうれしいです。