長野県出身。信州大学人文学部を卒業したのち、北海道大学文学院に入学。古典インドにおける哲学・思想を対象とした研究が専門分野。特に、現代にまで伝統を保持するアドヴァイタ・ヴェーダーンタ学派の諸文献の解読を行い、彼らの哲学的議論の解明を目指している。主に扱うのは、「この世界には何が存在するのか?」「人間の認識とはどのようなものか?」といった問題。釣りと音楽が好き。
インド哲学や西洋哲学における実際の議論を題材に、存在・認識・神といった哲学的問題について考えてみましょう。これらの問題の答えは簡単には出ませんし、私にも分かりません。ただ、よくわからないからと言って考えることを諦めるのはなく、辛抱強く地道に考えることが大切なのです。その経験はきっと、様々な場面で我々を助けてくれるでしょう。何を隠そう、プータローだった私の人生を変えたのは哲学という学問との出会いでした。